2020年2月29日土曜日

物件購入プロセス①:セミナーに参加して物件情報を貰う

 居住用の物件選びと異なり、不動産投資用の物件については、セミナーに参加をして物件情報を貰う事の方が多いかもしれません。今回はセミナーへの参加方法と、セミナー参加後に物件情報を貰う場合の注意点などを説明致します。

 物件情報サイトで物件選びを行うやり方やその時の注意事項は物件購入プロセス②:物件情報サイトで物件選びにて説明をしています。

物件購入プロセス①:セミナーに参加して物件情報を貰う

 セミナーに参加する方法はさまざまですが、最も多いパターンは楽待や健美家などの不動産投資情報ポータルサイトのセミナー情報ページからのセミナー申込です。他に、「不動産投資 セミナー」などで検索しても出てくるかと思います。

・楽待の不動産投資セミナー情報ページ(リンクはここをクリック
  
楽待のセミナー情報ページ


・健美家の不動産セミナー情報ページ(リンクはここをクリック

健美家のセミナー情報ページ
これらのサイトのセミナー情報ページから、自分が行きたいセミナーを選んで行ってみて下さい。ほとんどが無料ですので、積極的に申し込みをすると良いと思います。

 私はものすごい数(もちろん3桁以上です)のセミナーに参加をしてきていますが、セミナーに申し込む時と、参加した際のポイントや心構えについて説明致します。

セミナー申込時のポイント 

・出来るだけ多くのセミナーに参加をする

 最低でも5回、可能であれば20回くらい、異なるセミナーに参加すると、不動産投資セミナーというものがどういうものなのか分かってくると思いますので、我慢して5回はセミナーに参加をしてみて下さい。

・(戦略や手法が固まっていても)自分の戦略と異なるセミナーにも参加する

 セミナーは無料のものが多いのですが、ビジネスなので当然ですが、セミナー主催業者のビジネスへ誘導することを目的に開催されています。そのため、ほとんどのセミナーは多少偏りのある内容が多くなっています。そのため、仮にご自身が「都心・新築一棟」と戦略を固めていたとしても、敢えて「都心・中古一棟」や「地方・戸建て投資」などのセミナーにも参加できると良いと思います。

 また、もし興味が無くても、民泊や時間貸しやコインパーキング投資、太陽光投資、コインランドリー投資などの情報も得ておけると良いと思います。

・セミナー申込時に、諸状況は先に伝えましょう

 現在の資金計画や、自分がどのような目的・目標をもって不動産投資に取り組んでいるのか、など、セミナー申込時に先んじて伝えた方が、その後のやりとりの質を高くすることが出来るかと思います。

セミナー参加当日&参加後のポイント

・とにかくまずはきちんと聞く,素直に聞く

 遅刻や居眠りをする方はいないと思うのですが、セミナーに参加すると遅刻して入ってくる方が相当数いましたが、このセミナーをきっかけに大きな金額の取引を行う可能性があるかもしれない出会いですので印象は良くしておけると良いと思います。

 また、斜に構えて参加する方も多いように見えました。もちろん、不明点は徹底的に質問して解消をした方が良いと思うのですが、上から目線で的外れな質問を繰り返す方も見たことがあり、注意したいな、と自分も思いました。

 無料セミナーは、主催業者のビジネス獲得を目的に開催されているのは当然のことですので、多少、情報や考え方に偏りがあるのは当然と捉えて聞いた方が良いと思います。セミナーを聞きながら、主催業者はどのように自社のビジネスに誘導をしようとしているのか、逆算しながら聞いてみるのも良いと思います。

・良し悪しは判断しましょう

 素直に聞きつつも、最後に高額の年会費の話が出てきたり(必ずしもそれが悪いものとは限りませんが)、 手法としてあまりにも危なかったり、当日に決断を迫ってくるようなセミナーは、概して望ましくないものが多いように感じています。少し違和感を感じた際にはキッパリと断ることも重要です。

・名刺交換はきちんとしましょう

 よほど、良くないセミナーだと思った場合などを除けば、名刺交換はきちんとすべきだと思います。相手に名前を覚えて貰い、こちらも相手の名前はきちんと覚えるようにしてください。また、

・(必要があれば)次につながるようなアクションを取りましょう

 納得できるセミナーであったり、話を進めたいと思った場合はセミナー終了直後にメールを送れると良いと思います。また、セミナー時、もしくはセミナー後に具体物件の紹介を受けたら、まずは紹介された物件に対してストレートにご自身の意見を伝えてあげて下さい。「まだ、やるかどうかも決まっていない」「他も見てからにしたい」でも、構いませんので、最低限は返事を、また、断ることは一切問題ありませんが、断る理由なども明確に伝えた方が相手のためにも、ご自身のためにも良いと思います。

・(必要があれば)ご自身の情報はきちんと開示しましょう

 不動産投資の世界に慣れていないと、いきなり「年収」「借入金」「家族構成」「勤続年数」「勤務先」などの質問が来ると、 面食らってしまうかもしれませんが、不動産投資の世界では上記の情報は名札に書いて主催業者に見せるレベルの基礎的な情報です。主催業者も最低限、上記のような情報がなければ物件紹介・提案の精度が低くなってしまいます。

 また、希望物件、最低限の条件などもこちらから先んじて相手に伝えられると良いと思います。その際、「田舎」「郊外」などの曖昧な表現ではなく、具体的に「〇〇県」「〇〇区・〇〇区」「駅徒歩〇分」という表現をした方が良いと思います。

・参加の記録や感想をメモしておきましょう
 セミナーで説明を受けた資料や、紹介を受けた物件などはきちんと保管し、また、セミナーの感想はご自身の中でメモを残したりしておけると良いと思います。

企業勤めで家族持ちの方などにとって、土日のセミナーに数時間参加することは大変だと思いますが、将来的に家族を支える不動産投資のためのセミナーですので、積極的にセミナーに参加し、知識・理論武装を強化していってください。

セミナーではなく、物件情報サイトでも物件を選ぶことは出来ます。物件情報サイトでの物件選びの注意点を以下にまとめてみました。

物件購入プロセス②:物件情報サイトで物件選び

※本記事は、2020年2月時点での記事です。 本ブログでは、環境変化に対応するため全記事を定期的に更新しています。

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